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丹後藤布の名古屋帯
2011,05,11, Wednesday
本日は、すごい雨でしたねー


芦屋のお客様にお伺いさせて頂いた時が、MAXの雨

ビニールでお仕立て物と商品は、保護していたのですが玄関からお家の中に入る

少しの距離でも体は、びしょびしょ

これから梅雨に向かって行きますが、お着物のカビには気をつけて下さいね。



さて今日の商品ですが、またまた珍しい逸品です。







丹後藤布の名古屋帯です。


勿論、夏物の帯で生産数が特に少ないマイナーな商品です。

藤のつるを糸に加工し織りあげた、上布や芭蕉布と同じ様な織物です。


西陣の帯の様に、正絹ですごい技術で豪華な柄を織りあげる帯とは違い、

丹後藤布は、素朴で目だたない織物です。


しかし凄い高級品なのです


地味に見えますが、糸作りからとても手間がかかり、帯に織るのも織りずらい。

昨年も入荷したのは、一本だけでしたが、すぐSOLD OUT。


意外とすぐ売れてしまうものなんです。


しかしこの良さが解るのは、かなりの着物上級者!

前回、ご紹介しました夏大島にぴったりでしょ?

楽しみです


以前、高級な結城紬を知らない人に「ウールですか?」と言われたと

怒られてるお客様のお話も聞きました、

「宝石デザイナーのフランス人には大絶賛されたのに、

   日本人のくせに全然わかってない」 と御怒りでした。
  

皆様、目だたない物ほど高級品の場合がありますので、気をつけて下さいね



PS.うちの家内は、目だちませんが高級品ではございません

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