2012,03,06, Tuesday
今日は、真面目に商品をご紹介します!ワタクシ、こだわりの逸品「紬地の加工着尺」です。
まず普通の素材では、面白くないので小千谷紬を使用。
ただの小千谷紬では、ありません。
細い生糸を使い、一見タレ物の様に見えるしなやかな紬です。
そして唯の無地の生地では有りません、次の画像を良くご覧ください。
縞模様が解るでしょうか?
近くで見て、触って頂ければ良く解るのですが、
微妙に織を変えて縞模様に織り上げた生地を使っております。
そして染の柄ですが、普通の縞模様に見えますが、
ここにもこだわりの技術を取り入れています。
少しづつ接写して行きますので、ご覧ください。
配色は、春らしくパステルカラーを使ったのですが、
スパイス的にダークカラーも少しだけ入れて、引きしめ感も出したつもりです。
そして最大のこだわりは、全て手で線を描いてもらいました。
微妙な湾曲とかすれ具合が欲しかったのです。
満足のいく出来あがりに、上機嫌の私
「それがどうした?」「別に普通の縞の着物にみえるけど?」
そんな声が聞こえてきそうです・・・
確かに普通の生地にプリント染で似た様な着物が沢山あります。
当店でも一万円台から縞の着尺はあります。
正直、そっちの方がよく売れます(苦笑)
でもね、お仕立てをして実際に着て頂くと違いがよく解る筈です。
生地の立体感と手描きによる縞柄が上品な着姿を演出してくれるんです。
すべての方に、このこだわりを解って頂けるとは思っていないのです
お値段も高価ですし、一反作るのに2カ月掛かります。
そんなにバンバン売れる訳がありませんものね。
これは私の楽しみなのです
私の感覚に共感して頂いて、お買い上げ頂いた時の快感
堪らないのです
変態じゃないですよ! これは呉服屋の「性(さが)」です。
気に入った商品を見つけたら、まずお得意様の顔が脳裏に浮かぶのです。
「これはあの方に似合うはず」「これはあの方に着て頂きたい」
こんな事ばかり考えて仕入れしてるんですよ。
この時代に呉服で儲けようなんて無理ですね(苦笑)
かえって楽しんで商売してる方が毎日忙しくさせて貰ってます。
おかげでオンラインショップがぜんぜん更新できません
まあ忙しい事はイイ事ですね
あ! そうそう
○○さーん! 卒・入学式は着物ですよ―!!
サボっちゃ駄目ですよ
該当される方は、沢山おられますが皆さん頑張って着て下さいよ!
あとで確認しますよ(笑)