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「平山美知男」氏の世界
2012,04,04, Wednesday
またまた、新たな私好みの新製品のご紹介です。




2012年に入り、何か新しい感覚の商品に出会えないか?




仕入れの度に従来の商品と似たり寄ったりの物ばかりで、溜め息の連続でした


しかしそんな毎日の中、普通っぽいのに心引かれる作品に出合いました。



シンプルなのに目を惹く

お話を聞くと、東京芸術大学卒の日本画家であり、染色画家でもあるそうで

「平山美知男」は、本名では無いそうです。





早速、一部商品を見て頂きましょう。



訪問着です。




加工着尺です。






染名古屋帯です。




一見、どれも普通の単色のシンプルな商品です。



しかし、一目見た瞬間に何故か魅かれたのです

じっくり商品を手にとって見ますと、かなり手の込んだ作品達でした。



例えば、この画像



手描きの中に、同系色でさりげなく手刺繍が施されております。

本当に良く見ないと判らない刺繍です。

このさりげない刺繍が上品な立体感を生み、シンプルな柄に存在感が生まれるのでは?


そして手描きの時にうっかり擦れて染まってしまったようなライン




型友禅でもこの様な小細工が使われている物があるのですが、

この作品にはわざとらしさが無いのです!



順番に観察していくと、まず生地が上質の雲井タイプを使っていました。

そして地色は、引染で微妙な味わいのあるオフホワイトで染められています。

柄は、型を使った手挿し友禅では無く、完全に筆のみの手描きでした。

もちろん刺繍も日本手刺繍です。



これだけ本格的な技術を駆使した商品なら、かなり高額になるはずですが、

初めての仕入れなので、かなりお値段も勉強して頂き思ったより良心的価格に



あまり、パッとしないと言われるかもしれません。

特別変わった柄でも色でもないです。

でも私は、好きなのです



楽器で例えると、ベース的存在かな?



ギターは華やかで人気があるのですが、地味なベースが好きな私

ベースはリズム隊で、これがしっかりしないと演奏は無茶苦茶になります。



今一つ、言いたい事が伝わったか分りませんが(苦笑)

まあ私と共感して頂ける方、ご連絡ください。

良い商品ですよー






今日は、くだらないオチがないんです





やっかいなパソコンの操作方法を息子に教えて貰い、軽やかな操作に愕然

最近の高校生は、スゴイ





馬鹿にはされませんが、すごい劣等感が・・・





今夜は、くだらないオチが恥ずかしくなり真面目なブログです。

でも次回は、暴走しようかな(笑)




では、オヤスミなさい

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