2012,05,24, Thursday
2012年「美しいキモノ夏」に掲載しております、絽友禅加工着尺【鉄線】をご紹介させて頂きます。
全体画像。
落ち着きのあるブルーグレーの地色に、伸びやかな鉄線を染め上げた
華やかであり、ドレッシーでもある総柄の加工着尺です。
斜めからの画像。
一般的な型押し小紋とは違い、角度を変えてみると
ブルーグレーの地色から鉄線の枝・葉・花が浮き出してきています。
基本柄。
伸びやかな枝に咲く、白い鉄線の花が今回のポイントです。
アクセントとして、一部濃い染疋田の鉄線を入れ、
ボンヤリとした雰囲気にならない様に工夫を凝らしております。
接写画像。
白い鉄線の花と対照的な、濃いグレーベースの染疋田です。
一歩間違えば、全体の華やかな雰囲気を壊してしまいそうな色のチョイスですが、
フレンチの料理に黒コショウのスパイス、そんな存在になったと思っております。
超接写画像。
手挿しによる、「彩色」「ボカシ」が高級感を生みます。
もちろん地色も引き染なので、なんとも言えない上品な色でしょう?
使用生地画像。
特選のお召駒絽使用、張りがあってしなやかな極上の生地!
盛夏や単衣のお着物で一番大事なのは、生地です。
もちろん丈夫と言う事も大切な事ですが、一番は「見た目」です。
袷の着物は裏地を付けますので、まだ誤魔化せます。
しかし単衣の着物は、ペラペラの生地ですと裾さばきも悪く、
風が吹いたら目も当てられません
汗で着物が湿り、シワが出来やすくヨレヨレの状態になります。
でも良い生地なら、シワが出来ても余り目だちません。
そして体温と湿気で、良い生地は重みで自然にシワが消えやすいのです。
私達が着るスーツも夏物ほど、違いがわかります。
冬物は結構量販品でも違和感が少なくて、お財布が助かります(苦笑)
「夏は、汗が出るから安い着物で済ます」
この考えは絶対逆だと、私は思います。
「長襦袢」「帯」も私は、袷より単衣物の方に気を使って頂きたいです。
スイマセン、つい熱くなってしまいました
価格の問題もありますし、袷の方が良く着る事が多いのは解ってるのです。
でも私の気持ちもご理解頂きたいのです<m(__)m>
買い替えがお洋服の様に簡単でないお着物ですから、量より質の方が・・・
少々横道に逸れましたが、お薦めの逸品でございます!
是非、ご注文お待ちしております
私の好きな「白い鉄線の花」
貴女なら、きっとお似合いになります
数名、頭の中に浮かんでいるのですが・・・
このパターンでフィニッシュに行くと、家内がまた怒るので止めときます
そう言えば、昨日のブログも気に食わん!
何が「上機嫌」や! 恥ずかしい
おちょくりやがって
・・・・・
スイマセン、また取り乱してしまいました
本当の私は、
「どんな時も余裕をもって優雅たれ」が信条でございます