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十三まいりの着物 その1
2011,01,16, Sunday
昨年末から十三詣りのお着物のご注文が増えております。

京都では、七五三詣りと同様に十三詣りも当然の通過儀礼として行われます。

十三詣りのお寺と言えば、嵐山の中腹にある法輪寺が有名です。

私共は、八坂神社を「祇園さん」と呼ぶように、

法輪寺は「虚空蔵さん(こくぞうさん)」と呼んでいます。

虚空蔵菩薩とは、知恵・福徳・技芸上達の仏様として有名です。

十三詣りとは、数え年十三歳の男子・女子が元服を迎え大人と成ったことに感謝して

これから先の万物の福徳と知恵を授かるために、虚空蔵菩薩に参詣する行事です。

数え年の十三歳とは、今年でいえば卯年生まれの方です。

同級生の方でもお参りされる年が違うのは、早生まれと遅生まれの関係です。

4月13日の前後1カ月の間にお参りされるのが一般的です。

ご祈祷してもらう前に毛筆で自分が大切にしている漢字一文字を

書かなければいけませんので予め考えておかれるといいですよ。

他府県の方もわざわざ京都までお参りに来られると聞きますが、

最近では、地元の神社やお寺でも十三詣りのご祈祷を受け付けておられてます。

(やっぱり神社仏閣といえどもお商売ですからね(笑))

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