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輪奈ビロードの名古屋帯
2012,08,28, Tuesday
動きが鈍いのですが、ノートPCがなんとか復旧(ホッ)

それでは、ご紹介予定でした美しいキモノの別冊付録の商品をご紹介しましょう。




本日は、黒地の輪奈ビロードに刺繍の名古屋帯です。



前回ご説明しました通り、売約済みでして追加もNG

でも、せっかく掲載して頂いたのでご紹介させてくださいね




まずは、お太鼓部分です。



ここは、前の腹部分。



お太鼓を作ったイメージです。



ビロードと刺繍部分の接写です。




誂えの工程を簡単にご紹介しましょう



従来から、コート地、名古屋帯、ショールを多数誂えてきました。

ビロードと言っても、ピンからキリまで色々ありますが、

今回使用したビロードは最上級のものです。

見た目は解りにくいでしょうが、触ると解って頂けます。



細い上質の糸で織り上げるビロードは、しなやかで張りがあります。

お手頃価格のビロードは、やはり堅いのです。



今回使用のビロードは、繊細な生地なので織り上げて染める段階で

どうしても「難」が出る事が多いのです

なので、どうしてもコストが掛かって高価になってしまうのです




多数の生地見本から、使用する柄を選びます。



今回は、市松文様をベースにお誂えをスタートでした。



柄の図案の構想とベースの黒は、頭の中で決まっていましたので

今回はすんなりとお誂えが進みましたが、以前は失敗の連続でした。


特にビロードの場合は、ベースの色がかなりの確率で思う色にあがりません

微妙な色のあがりで、世に出したくない事もしばしば




今回の悩み処は、刺繍の糸の色。



出来あがりの見本なんて、もちろん有りませんから想像の世界

黒地にビビットであって、下品にならない赤い椿にしたかったのです。




意を決して、糸をチョイスしました



勿論、京縫いの手刺繍で依頼しました。

小さい繊細な椿を散らしたかったので、ミシン刺繍では無理なのですよ

当然、手刺繍なので高価になってしまうのが玉にキズですが


私が自分勝手にこだわって誂えた名古屋帯ですが、普通にみえるかも(苦笑)

特別変わった物を作るつもりでは無く、「普通やけど、何か良い帯!」

を意識して誂えました。

自分では、とても満足しておりますがどうでしょうかねー



特典としては、

私の愛がたっぷりこもっておりますので、締めると幸せになられるでしょう





「愛」がこもっていると言えば、ここ連日娘が夕食を作ってくれてます




私の目には、こんな感じに映っております



やはり料理も愛情

美味しくて、普段より沢山の量を食べれます




そう、たとえシャケのオニギリがメインディッシュでも・・・

息子は冷奴がメインでした・・・




娘よ! 明日は、カレー位の料理が食べたいです      

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小袖写しのクラシックな小紋
2012,08,23, Thursday
美しいキモノ2012秋号、23ページに当社お薦めの小紋を、

壇れいさんの着こなしで掲載しております。



【壇れいさんが着こなす京都の着物】のテーマです。




現物はこちら




しばし、接写の画像をご覧ください















生地は縮緬ですが、一般的な縮緬より越しがあり、紬と縮緬がミックスされた様な

サラリとした越のある生地に上品なグレーを引染で染めております。

柄は小袖文様を意識して、「楓」「菊」「流水」それに染疋田風をおり混ぜ、

秋の装いを表現いたしました。



「楓」は紅葉させず、菊も黄色は使わず、春の装いにも着用可能な様に配慮しました。

季節限定のお着物もお洒落で良いのですが、この辺は大人の事情です(苦笑)



合わせる帯によって、フォーマルシーンにも着用できる便利なお着物ですが、

私のお薦めは、観劇やお食事会などのカジュアルシーン。

典型的な古典文様ですが、スッキリした彩色なのでクラシカルな柄ですが重く感じず、

それでいてカジュアルすぎず、納得の出来です



また壇れいさんに着用して頂いたので、より一層上品に見えて満足しております。

本型を使った、手挿しの京友禅です

よくあるスクリーンで写した小紋とは、ちょっと違いますよ




価格は、240,000円(税別)で小紋としたら立派なお値段です。

でも本物を誂えると仕方が無いのです(苦笑)




ご興味のある方は、是非ご一報下さいませ







ところで、お忘れでございますか王后陛下?

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン、たった今ブログに戻ってまいりました!





 

え?  あなたは、ばかです!?   なぜ戻ってきたと?







フフッ、おっしゃる事はそれだけでございますか?

ともに死ぬためにもどってまいりました






あなたの忠実な騎士にどうぞお手を・・・





回想シーンです



復帰いきなりの暴走モードです

わたくし完全に開き直っております  家内への報復は今後ゆっくりと(ニヤリ)


それにしても、長い間お休みして申し訳ありませんでした

言い訳はしないでおきますね





いまこそ・・

あなたの盾となり、あなたを支え、あなたを愛するのはこの私なのだと・・・


ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンなのだと

ブログ読者の前に名乗り出ましょう!





たいへん失礼しました!    調子乗り過ぎました




でも40代以上の方ならお解りでしょう?

壇れいさんも演じられた事があるんじゃないかな?

もちろん、アントワネット役でしょうが




これからは、真面目にブログ更新しますね!




しかし許せんのが、我が家のデュ・バリー夫人

好き勝手書きやがって・・・




とにかく帰って参りました!    これからご期待下さい

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「三勝染」の浴衣。
2012,07,09, Monday
昨今、浴衣を着られる方がめちゃくちゃ多い



ただ残念なのが、プリント染の海外商品がほとんど

安価で買いやすいのは解るのですが、本来の涼しげな浴衣が忘れ去られている様です。

そこで、遅ればせながらお薦めの浴衣をご紹介です。



江戸の技、江戸の粋を代々受け継いでいる、

創業・明治27年、東京日本橋の老舗「三勝染」の浴衣。



今年から本格的に取り扱っております。




















画像の商品は、一部ですので、

まだまだご注文をお待ちしておりますよ


上質の綿生地(本麻混も有り)に本型を使った注染。

浴衣にしては結構な価格ですが、その価格の価値はあります!



最近のペラペラの浴衣と違い、まるで綿の着物です。

麻の長襦袢を着て、足袋を履くと立派な着物に変身。

後のお手入れも浴衣なので簡単ですよ!



一般では取り扱わない高級浴衣なので、商品も限られた数だけ。

他の方より、ちょっと差をつけたいお洒落な方にお薦めです





ところで、今日の主人ですが上機嫌


娘と浴衣の準備をしていると、




娘:『そういえば去年友達みんなに、「ユリアの浴衣、凄くいいね」って言われた」』



私:『そりゃー、お父さんが用意してくれた浴衣やからね』



娘:『高いの?』



私:『さあね〜、値段じゃなくユリアに似合うのを選んでくれてはるんやで?」



娘:『うーん、そうかぁー』




この会話を主人に話すと、



主人:『当たり前や! 誰が選んでると思ってんねん』



かなり嬉しかった様で、上機嫌


しかし、また画像を出してきました。





「巡行は着物やけど、俺も夜は浴衣着るし出しとけよ!」


「こんな感じで祭りを楽しみたいんや  お前では無理やけど」



 
なんでいつも一言多い!!

それに、どんだけアスカの画像のバリエーションを持ってるの

まあ、別にいいんですけどね





しかし、今年は家族そろって夜店に出かけられるかしら?


息子が抜け駆けしそうです

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「本麻の小物」
2012,06,04, Monday
さて、昨日の続きです


肌着と長襦袢を本麻にすると、その他の小物も「本麻」がいいですよね。



まずは、帯枕。



裏は、こんな感じ。



品質表示。



正直、枕本体は、本麻の必要は無いかも(苦笑)

ただ紐の部分が麻なのは助かります。

紐部分は、帯のお腹の中に入れますので化繊とちがって蒸れません。



次に前板。



裏は、こんな感じ。



品質表示。


以前は、メッシュの化繊を使っていたのですが、これは良いです。

帯をほどいた後、汗でぐっしょりだったのが全然大丈夫です(笑)

帯の為にも汗が溜まらず良いと思います。



腰紐。



品質表示。


正絹の腰紐と違い、締める時に丸まらず、平たいままで締められるので、

これはイイですよ!

発汗作用があり、何より洗えますしね



伊達しめ。



品質表示。


これも腰紐と同様で発汗作用があり、よく締まります。

以前は、本筑の伊達しめを夏でも使っていたのですが、汗だくになって

可哀想でした



最後に本麻の足袋。



品質表示。


ストレッチの足袋は問題外、綿にさらし裏の「ぜにや」の足袋を夏は履いていましたが

本麻は、気持ちいい〜   単衣の時期から履いてます



この様に一通り小物類もございます。

使い慣れた小物類も良いですが、夏はやっぱり麻の小物でしょう

ご紹介の肌着、小物は、普通の浴衣にもお使い出来ますので

とても便利でお薦めですよ!


もちろん、男性用もございますので、明日にでもオンラインショップに

更新しておきますね。


是非、ご注文おまちしております




そういえば、もうすぐ梅雨の嫌な季節が来ますねー

お着物のカビにご注意くださいね。


しかし京都は、夏の準備も着々と進行しております。

昨日も京阪から四条大橋を歩いていますと・・・



鴨川おなじみ、川床(ゆか)


涼しそうに見えますが、真夏の鴨川の川床は、結構暑いんですよね(苦笑)

まあ涼しい雰囲気をお楽しみ下さい

本当の「涼」を求めるなら、貴船の「川床」でしょうね


そういえば、鴨川のカップル少なかったですねー

以前は、等間隔にびっしり座ってたものですが、この日はどうしたんだろう?

そんな話を主人と話していると、



主人:「昔は、最後は必ず鴨川で座ってたもんな〜 あの頃に戻りたい



昔を思い出し、懐かしむ様につぶやく主人・・・





こっ、この男・・・




私、主人と鴨川で座っていた覚えは無いんですけど

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「本麻の肌着」
2012,06,03, Sunday
本日は、「未生流笹岡ガーデンパーティー」にお招き頂き、

京都宇治の世界遺産を辿ってまいりました



この模様は、後日にブログでご紹介させて頂きます。




昨日の流れで、昨年から大好評の「本麻の肌着」をご紹介


本麻の肌じゅばん





本麻の下ばき(ステテコ式)





接写しますと、こんな感じの楊柳です。



品質表示です。


こういったタイプの肌着は、沢山のメーカーでも作っておりますが、

主人のお気に入り「大原商店」の商品です。



過去様々な夏の肌着を扱ってきた中で、一押しの本麻の肌着です。



まず本麻の素材が最高に良いのです

そして自宅でお洗濯しても、全然型崩れもなくて風合いも変わりません



価格が従来持っていた物より、少々高いので「そんな上等はいらない」

と言っていた私ですが、前語撤回(苦笑)  値打ちあるわ〜



そして本来は「裾よけ」を着けるのですが、



「お前みたいな太ももは、絶対ステテコタイプの方が良い」との主人のお言葉



穿いてみると、確かに内腿とひざ裏のお肉が直接触れないので気持ちいい

もちろん「本麻の裾よけ」もありますので、ご注文はお受けできます。

しかし昨年は、全て「ステテコ式」しかご注文ありませんでした




これからの季節に「本麻の肌着」絶対お薦めです

と言うのも、皆さんこの肌着は「夏の着物専用」と思ってません?


本日、私は紬の単衣の着物を来たのですが、もちろん肌着はコレを使用。

昨年なんか袷の時期でもかなり暑い日があったので、肌着はこれ


実は・・・

今日のパーティーも、役員の方々はちゃんと単衣のお着物を着ておられたのですが

私達の様なお客様らしき方々の中で、絽や紗の着物が沢山おられてビックリ

京都の街中では、もっと早くから盛夏のお着物姿が目についておりました。

昔と違い、現在は気候に合わせて、早くに単衣を着たりします。



でもチョット早すぎるでしょう(苦笑)



なんでも有りの現代ですが、ちょっと悲しいです




暑いのが苦手な方、まずは襦袢や肌着を工夫してはいかがでしょうか?

工夫しだいで、とても涼しくお着物を着れますよ!


次回は、付属の小物もご紹介しましょう。

今日はさすがに歩き疲れたので、この辺でご勘弁を





そうそう、「花菖蒲の紗袷せ」とても素敵です


6月に最適ですね、羨ましー




私も買って貰おうかしら・・・

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