麻絽長襦袢が入荷しております。
2012,06,02, Saturday
夏のお着物を涼しく着る為の必須アイテム「麻絽長襦袢」がやっと入荷!
昨年盛夏を迎える前に早々と品切れしてしまった本麻の長襦袢です。
しかし今回入荷は、5反のみ


昨年の夏から早々と注文していたのですが、待てど暮らせど入荷してこない

ついに激怒した主人

二日後、やっと納品されました

どうも着物を優先的に生産されるので、襦袢は後回しになっていた様です。
麻の長襦袢は、色々な産地で作られているのですが、主人はこれしか駄目。
色も黄なりのこの色が一番良いとの事。

上の着物の邪魔をしない色がやはり最優先との事です。
女性の下着でも夏はベージュなら透けも気になりませんものね

そして麻の長襦袢は、色々ありますが「本麻100%」が絶対条件。
綿や化繊の混じっているのとは、やはり涼感が違います。
次に質感ですが、一般的な平織りですと「バンテ」の細い糸でないと堅くて
着物に添わずゴワゴワして着にくい

しかし「バンテ」の細い糸は、どうしても高価になってしまいます。
そこでいいのが、駒絽の様に織られたこのタイプなのです


ぱっと見は、普通の絽の長襦袢。

この絽の目が柔軟性を持たせ、着物に添いやすくしてくれます。

本麻の本場「小千谷」の良品なので、品質も安心です。

限定5反の販売です。
次回の入荷は、予測不能ですのでお早いご注文をお待ちしております。
もちろん他の本麻で、もっと高価なタイプからリーズナブルなタイプも
ございますので、是非お問い合わせ下さいませ。
前年、大好評でした本麻の下着も取りそろえておりますので、
ブログ、オンラインショップに早急に手配する予定でございます。
メール、お電話の方が早いので、よければご連絡下さいませ。
夏のお着物は、まず下着が大切ですよ!
涼やかに夏のお着物を楽しみましょう

ちなみに、ワタクシ明日は単衣のお着物でお出かけです
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美しいキモノ2012年夏号掲載、絽友禅加工着尺【鉄線】
2012,05,24, Thursday
2012年「美しいキモノ夏」に掲載しております、
絽友禅加工着尺【鉄線】をご紹介させて頂きます。
全体画像。

落ち着きのあるブルーグレーの地色に、伸びやかな鉄線を染め上げた
華やかであり、ドレッシーでもある総柄の加工着尺です。
斜めからの画像。

一般的な型押し小紋とは違い、角度を変えてみると
ブルーグレーの地色から鉄線の枝・葉・花が浮き出してきています。
基本柄。

伸びやかな枝に咲く、白い鉄線の花が今回のポイントです。
アクセントとして、一部濃い染疋田の鉄線を入れ、
ボンヤリとした雰囲気にならない様に工夫を凝らしております。
接写画像。

白い鉄線の花と対照的な、濃いグレーベースの染疋田です。
一歩間違えば、全体の華やかな雰囲気を壊してしまいそうな色のチョイスですが、
フレンチの料理に黒コショウのスパイス、そんな存在になったと思っております。
超接写画像。

手挿しによる、「彩色」「ボカシ」が高級感を生みます。
もちろん地色も引き染なので、なんとも言えない上品な色でしょう?
使用生地画像。

特選のお召駒絽使用、張りがあってしなやかな極上の生地!
盛夏や単衣のお着物で一番大事なのは、生地です。
もちろん丈夫と言う事も大切な事ですが、一番は「見た目」です。
袷の着物は裏地を付けますので、まだ誤魔化せます。
しかし単衣の着物は、ペラペラの生地ですと裾さばきも悪く、
風が吹いたら目も当てられません

汗で着物が湿り、シワが出来やすくヨレヨレの状態になります。
でも良い生地なら、シワが出来ても余り目だちません。
そして体温と湿気で、良い生地は重みで自然にシワが消えやすいのです。
私達が着るスーツも夏物ほど、違いがわかります。
冬物は結構量販品でも違和感が少なくて、お財布が助かります(苦笑)
「夏は、汗が出るから安い着物で済ます」
この考えは絶対逆だと、私は思います。
「長襦袢」「帯」も私は、袷より単衣物の方に気を使って頂きたいです。
スイマセン、つい熱くなってしまいました

価格の問題もありますし、袷の方が良く着る事が多いのは解ってるのです。
でも私の気持ちもご理解頂きたいのです<m(__)m>
買い替えがお洋服の様に簡単でないお着物ですから、量より質の方が・・・

少々横道に逸れましたが、お薦めの逸品でございます!
是非、ご注文お待ちしております

私の好きな「白い鉄線の花」
貴女なら、きっとお似合いになります

数名、頭の中に浮かんでいるのですが・・・

このパターンでフィニッシュに行くと、家内がまた怒るので止めときます

そう言えば、昨日のブログも気に食わん!

何が「上機嫌」や! 恥ずかしい

おちょくりやがって

・・・・・
スイマセン、また取り乱してしまいました

本当の私は、
「どんな時も余裕をもって優雅たれ」が信条でございます
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お誂えも「吉」と出るか、「凶」と出るか?
2012,05,16, Wednesday
昨今、「お誂え」の着物を作られる方が減りました。
昔は、色無地の着物も白生地から色見本で色を選び染めたものです。
訪問着も図案、彩色、刺繍とオリジナルのお誂えをよくしました。
しかし最近は、本当に少なくなりました

何故少なくなったか?
理由は簡単、頭のイメージと出来あがったイメージがそう簡単に合致する訳ないです。
そして、どうしても価格も割高になってしまいますしね。
その中で、一番難しいのが「色」なのです!
私も現物の商品を見本に渡し、同じ物を追加したのに全然雰囲気が変わって
出来あがって来た事もしばしば

染料の分量、気候、生地、etc、様々な条件が関係します。
ほんの微妙な違いで、柄は同じですが全然雰囲気の違った着物になってしまいます

何回失敗した事か・・・(苦笑)
プリント染の量販品でしたら、まったく同じものを沢山つくれますけどね

そんな訳でお客様からのお誂えは少なくなっている現状ですが、
わたくしオリジナルの「お誂え」は現在も趣味で作っております

嬉しい事に、売れ残りがありません(ニヤリ)
最近の一つをチョットだけお見せしましょう

安全策で黒地のサンプル見本でチョイスしました。

今回は日本手刺繍だけで作るので、候補の刺繍糸をこの中から選びました。

出来あがりは、まだ秘密

年代はお若い方からご年配のマダムまで幅広くお使い頂ける品です。
出来あがった商品は、あなただけにお見せしましょう。
そう、あなたです

きっとあなたは、欲しくなります!!
えっ!? 何故欲しくなるかって?
フフフ、愚問を(笑)
それがあなたの運命(さだめ)だからですよ!
では、お楽しみに
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本結城紬【160亀甲】
2012,05,13, Sunday
昨日まで大変ハードスケジュールでした

特に土曜日は、愛知県の犬山市・江南市・稲沢市と走り回っておりました


のどかな風景ばかり、そして良いお天気

気持ち良かったですね〜 調子に乗って帰社が遅くなっちゃいましたが(苦笑)
お知り合いも呼んで頂き嬉しかったです! 有難うございました

そんな訳で昨日のブログはお休み、そして今日は休養日

ゆっくり昼まで睡眠とらせて頂きました

完全回復
皆さん、どしどしご依頼下さいませ! あなたの為に予定は空けておきます

そんな本日の昼過ぎに一通のメールが!
気が付くのが遅くなり失礼しました

お着物のお問い合わせの他に、「サウザー」のご心配も頂き感謝です(嬉)
そして画像を見ていて思いついたのが、この珍しいお着物


○○さん、スイマセン勝手に画像使わせて頂きます


本結城紬の160亀甲


本当に珍しく、稀少な結城紬なのです!
本結城紬の価格は、一番に亀甲の細かさによって変わります。
80〜100亀甲が殆どで、それでも本結城紬は高価な紬です。
それが反物の幅に160も並ぶこの結城紬160亀甲は、とんでもない着物なのです!
このブログを見て、「欲しい」と思われた方!
少々お時間を頂ければ入荷可能かもしれませんが、良い車が買える価格です

宜しければご依頼くださいませ

そうそう、この結城紬もお忘れなくネ


袷の時期もあと僅か!
幸い気候も暑くないので、みなさまラストスパートで袷着物を着ちゃって下さい

そして単衣と盛夏のお着物・帯の良品も沢山入荷しておりますので、
ドシドシご依頼くださいね

そうそう、拒食の続いていたサウザーですが、
ふと思いつき、残っていた冷凍エビを試しに水槽に入れた所、
な、な、なんと!
食べました―

あぁ、女神さま有難う
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お洒落「紋」もいかかがですか?
2012,05,08, Tuesday
本日も主人の指令を受けて、パソコンの画像整理に明け暮れた一日

時間のある時に手当たり次第撮影して保存しておくものですから、
整理と加工が大変なのです

もう少しオンラインショップも使いやすく出来ないか思案中です。
商品アップが少なくてすいません
しかしちょっと驚いた事があるのです

なにげに他店のホームページを参考に見てみようと思い、
ヤフーで「京呉服」と検索すると・・・
な、なんと!当店がウェブ検索ページの一番上に

「ゑり善」さんや「おか善」さんをさしおいて、恐れ多い

でも嬉しくて「ヤフー」さんが大好きになりました

そんな事でおバカなブログが続いているので、今日は真面目に行きましょう

画像を整理していますと可愛い「紋」を発見!

相良刺繍の蔦紋

可愛い色使いで堅苦しい紋と違ってお洒落感がありますね。
この刺繍紋は、この訪問着に入れました。


お着物の柄に使われている相良刺繍の色を三色ピックアップして
地色と喧嘩しない様に若干優しい色に変えて「紋」として入れました。
本来は、白で抜く「抜き紋」が正式ですがちょっとしたお洒落訪問着として
御召しになりたいとのご要望で相良刺繍で縫紋を入れたのです。
留袖や黒紋付では、絶対あり得ない事ですが訪問着では有りです。
ただ正式な場所への出席などの場合は、お薦めできませんのでご要望の場合は
よくご相談させて頂いてから承っております。
「紋」には、「家紋」と「女紋」がありますが、「家紋」は不変不滅の大事な紋です。
しかし「女紋」は、結構ゆうずの効く「紋」なのです。
代々母親の紋を受け継いでいくのが基本ですが、ちょくちょく諸事情で変えられる方も
おられるんですよ。
ただ着物によって色々違う紋を入れられるのは、あまり関心できません。
やはり一つの紋に統一されるのが望ましいと思います。
紋の入れ方も着物によって約束事がありますので、紋入れをご要望の方は
ご相談下さいませ。
今日はおバカなオチも無く終わりますが、何故か違和感が・・・

やっぱりウチらしく楽しいブログにしないとねー
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